menu

【Closed】山本亜由夢|我々の休暇

Ayumu YAMAMOTO | Our Vacation
October 3rd - November 15th, 2020

117107199_1178696699169812_6518047960280692726_n

本展の準備や展示の様子を Instagram #我々の休暇 でご覧いただけます。/ Please check out our Instagram #我々の休暇 to see the gallery scenery and installation view during the exhibition.

==

Open Letterはこの度、移転後2回目の企画として、10月3日(土)より山本亜由夢さんの個展『我々の休暇』を開催いたします。

山本さんは、武蔵野美術大学大学院を修了したばかりの新進気鋭のペインター。在学時より、精力的に学外の企画に参加してきました。修了制作展においても、ひときわ存在感を示していました。
本展では、ペインティングとドローイングの新作群を発表いたします。

本展は、もともと4月開催の予定でしたが、コロナ禍のため10月に延期。その間、展覧会タイトルにある「休暇」という言葉は、期せずして様々な意味を孕むようになりました。また、Go To などの経済政策を巡っての人々の態度や行動、それによる分断など、突然やってきた、これまでとは異なる「休暇(もしくは休日)の過ごし方」に翻弄され続けているように思えます。(少なくとも、私たちはそうでした)

山本さんは、「親密と不和」を制作のテーマにしています。楽園を想起させる色鮮やかな作品に描かれた人々は一見、享楽的に休暇を謳歌しているように見えますが、画面のあちこちに不穏なイメージが描き込まれています。

それらは決して寓話的に描かれているのではなく、(というよりも、寓話的な読みは、時折現れる暴力的な筆致やマチエール、一方で朴訥としたマンガのような鳥や人の表情、そしてセオリーから外れるような蛍光色の使用、などによって掻き乱される。)混沌とした画面の中で、安易な意味づけを避けるように浮き沈みしながら共存しているように見えます。

楽園的、享楽的な世界観の中で肯定と否定を超えてさまざまな両義性を描きつけようとする山本さんの個展、ぜひご覧ください。 

作家ステートメント
❝ 全体に降り注ぐような優しい光の中なのに、不和の真っ最中で、みたいなことがあると思います。私はよく遭遇します。そしてそれが、耐えられない!と思うのですが、やはりそこには嫌なものだけではなく、複雑な美しさの気配が存在していることに気づきます。

最近は描くときは光だけはなるべく現実の法則を順守しています。光が客観を担保してくれるからです。色は好き放題やります。形は中間くらいでやります。その行き来で画面がより複雑になってくれと願いながら描いています。❞ (山本亜由夢)

yamamoto_studio_2

スタジオで新作を制作中の山本さん

yamamoto_studio_1

描きためられたドローイング。

山本亜由夢『我々の休暇』展覧会概要
・会期:2020 年 10 月 3 日(土) – 11 月 15 日(日)
・営業時間:毎週土曜日、日曜日 12:00 – 18:00
・入場料:¥500 ※児童、学生、近隣の方は無料
 (タイトル画像:vacation, 2020, oil on canvas, 1300 × 1620mm )
・感染拡大防止のため、ギャラリー空間内の人数を一定に保つため、本展へのご来訪は事前予約制といたします。

※ 事前予約枠はすべて埋まっております。ご了承くださいませ。

作家プロフィール

・1995年 東京都出身
・2020年 武蔵野美術大学大学院修了

主な展示歴
・2019年 個展 「親密オブセッション」(コートギャラリー国立、東京)
・2019年 個展 「親愛なる」(ギャラリーFace to Face、東京)
・2018年 二人展「希う食卓」(ギャラリーカフェ3、東京)
・2018年 「武蔵野美術大学卒業制作優秀展」(武蔵野美術大学美術館、東京)
・2017年 「未来展」(日動画廊、東京)

yamamoto_gradshow_1

2020年1月に開催された修了展にて。

yamamoto_gradhow_2

2020年1月に開催された修了展にて。

yamamoto_past_show

2019年の個展「親密オブセッション」(コートギャラリー国立、東京)より

yamamoto_air

2019年に参加した、四国・愛媛県大洲市にある民泊施設OZHOUSEが提供するアーティストインレジデンス・プログラム「OZAIR」での滞在制作。

新しいOpen Letterのスペースについて
たくさんの方のサポートを受けながら、築60年の木造一軒家を、ギャラリーディレクターの山内と中庭がDIYで改装してきました。展示空間と生活空間がゆるやかにつながった、アートプロジェクトハウスとして再始動しました。
(リオープンまでの過程は、Instagramの #openletterdiy でご覧になれます)

OpenLetterKamikita