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キンマキ|message

Kim Maki | message
April 30th - June 5th, 2022
* Closed on May 21st & 22nd

キンマキ web メインビジュアル (12)

Open Letter では、2022 年 4 月 30 日(土)よりペインター キンマキさんの個展「message」を 開催いたします。

ポストイット、スニーカー、友人とまったり過ごす時間、そして、実家で見つけた家族のメモ書き…キンマキさんの作品には、そうした見る人の記憶にふれたり、思わずくすっと笑いそうになるモチーフが繰り返し描かれています。しかし、その画面 / 展示空間においては、物語的または言語的な意義の同一性を回避するような構成がとられており、「分かろうとする」ことを常にはぐらかすような、本人が言うところの「バグる」ような感覚を覚えます。

キンマキさんは、自身の制作について、この「バグる」という表現を象徴的に使います。これまでの絵画実験 ー 例えば絵画作品の展示空間をインスタレーションとしてメタ的に捉え直す、同一モチーフを大きなキャンバスに小さく描き、小さなキャンバスに大きく描くといったイリュージョンの入れ子構造をつくる、または復数の作品を半強制的に関連づける展示構成でタブローのポータビリティを無効化する等 ー は、一貫して絵画というメディアを利用して「バグる」状態をつくり出す実践とも言えます。

“bonsai karaoke, bonsai karaoke” 2018, mixed media, dimensions variable
スクリーンショット 2022-04-26 14.36.03“husen(post-it) virtual” oil on canvas, 2018, H300×W400mm (each)
e-shiritori / abstract, minimalist” 2019, oil on canvas, H1800×W2310 mm  Photo by Takafumi Kato

“木を見て森を見ず” oil on canvas, 2020, W1800×H2310mm (each)  Photo by Ken Kato

本展のタイトルにもなっている “message” は、キンマキさんが最近取り組んでいるシリーズで、実家で見つけた手書きメモを絵画フォーマットに還元する、つまり文字をイメージ化することで言葉をバグらせる作品です。モチーフとなっているメモは、買い物リストだったり、家事の予定だったりといった、まさに雑記そのものです。家族のメモと聞くと、至極パーソナルなものを想像しますが、ここでは万人に開かれた形象に変わり、キンマキさんならではの「絵画を通してできること」がユーモアを持って表現されています。ぜひ、ご覧にいらしてください。

※ 本展の準備の様子や展示の様子を#kimmaki_message でご覧いただけます。

239155106_1053722325165816_5520685344537383836_n“message” 2021, oil on canvas, H242×W333mm
“message”について (キンマキ)

いろいろなところに向けられている言葉があります。
絵に描くことによって、それらの言葉は誰に向けられたものでもなくなることが面白いと思っています。

おはよう!!
今日することは:
①せんたく とりこんで たたむ
(外と中)
②朝/お昼てきとうに 米 2合たいたから
(れいぞうこに ムシブタと タレもあるよ)
③ホケンに入ったので1回はうんてんする
(みきといっしょにドライブいきな)
できるはんいで かまわないから♫〜(関白宣言)

「こもる」うちに
(ゴッドファザ Ⅰ/Ⅱ みる)

○アッパヒフカしみ
○ハマユウ風しん
○ムコキュウ
○メガネ

おんまへ
母の日おめでとう。
カーネーション
をプレゼン
とするのは

なんで?
まき

あい
してる

“message”, oil on canvas, 2022, H500×W400mm (each)

展覧会概要

  • キンマキ|message
  • 2022 年 4 月 30 日(土)〜 6 月 5 日(日)の土曜 & 日曜 11:00~17:00
    *5 月 21、22 日はお休みです。
  • 事前予約制ではありませんが、ギャラリー内での密を避けるため、室内人数が 4 名を超える場合は、室外でお待ちいただく場合がございます。予めご了承ください。
  • ご近所(徒歩3分)のタチアナ焙煎所さんでもキンマキさんの作品を展示します。居心地◎です。ぜひお立ち寄りください。(ワンオーダー☕お願いいたします)
    ※タチアナさんは月曜定休。詳細は @tatjanabuysenjo をご確認ください。

作家プロフィール

IMG_9823

1995 年生まれ、三重県出身。
2020年、武蔵野美術大学 大学院 造形研究科 修士課程 美術専攻 油絵コース 修了。
現在東京を拠点に制作。
作家 Instagram

個展
2020年「packed pasted matter」HEARTY、群馬県高崎市

グループ展
2022年「飄」OGU MAG、東京
2021年「rib」WALLA、東京
    「群馬青年ビエンナーレ2021」群馬県立近代美術館、群馬
    「助教・助手展2021 武蔵野美術大学助教・助手研究発表」武蔵野美術大学 美術館・図書館, 東京
2020年「アートアワードトーキョー丸の内2020」行幸地下ギャラリー、東京
    「木を見て森を見ず(令和元年度武蔵野美術大学卒展・修了制作展)」武蔵野美術大学鷹の台キャンパス2号館1階 gFAL,東京
2019 年「他人のかたち」武蔵野美術大学FAL / 朝鮮大学校 美術棟 展示室1階、東京
    「Ongoing Fes 2019 Ongoing 祭り-Art Fair Ongoing-」Art Center Ongoing、東京
    「アートを遊ぶみんなの展覧会」 羽村市生涯学習センターゆとろぎ、東京
    「これからを再演する」(村山悟郎ゼミ展) 武蔵野美術大学、東京
2018 年「ART ASIA 2018 : ART UNIVERSIADE 」KINTEX Exhibition Center、韓国
    「Ongoing Fes 2018 Ongoing祭り-Art Fair Ongoing-」Art Center Ongoing,東京
    「フィクション アンド ペースト」Art Center Ongoing,東京
2017 年「Ongoing Xmas 2017」Art Center Ongoing、東京
    「私とジョニーは無関係だ」(武蔵美× 朝鮮大× 藝大 合同企画展) 武蔵野美術大学FAL、東京
    「人並みの豊かさ、青い犬、ヤングコーン」小金井アートスポットシャトー2F(ニーエフ)、東京
2016 年「Ongoing Xmas 2016」Art Center Ongoing、東京
    「となりあえば」(武蔵美× 朝鮮大× 藝大 合同企画展) 朝鮮大学校 展示室、東京